こんにちは、&KAGOMEスタッフです。
カゴメ社員さんに担当業務を熱く語っていただく“カゴメの人”企画、2回目は自然健康研究部の清水さんです。
清水さんに、担当業務について教えていただきました!
こんにちは、自然健康研究部の清水です。
いつも&KAGOMEをご覧いただき、またカゴメに興味を持ってくださりありがとうございます!
入社4年目ですが、私はカゴメの温かく接しやすい人が多いところが好きです。
企業理念の一つでもある「感謝」の気持ちを社員みんなが持っているのも魅力だと思います。
今、健康やリフレッシュのために、ピラティス(インナーマッスルを鍛えてボディラインを整えるエクササイズ)にハマっていますが、仕事終わりに会社の会議室で同僚たちと一緒にやることもあり、プライベートでも団結しています!(笑)
栄養素と健康との関係を探る研究や、食育に携わりたいと思いカゴメに入社しました。野菜と研究に熱い思いをもった仲間たちと日々業務に励んでいます!
さて、みなさん、「ナトカリ」って聞いたことがありますか?
これまでの減塩一辺倒の高血圧対策ではなく、ナトリウム(塩の成分)とカリウム(野菜に多く含まれる成分)の摂取バランスを整え※、上手に美味しく血圧管理を行おうとする取り組みを「ナトカリ」と呼んでいます。
ぜひ、みなさんも覚えてくださいね!
■「ナトカリ」食事法の研究と普及を
私の仕事は、ヒトの臨床試験を通して、カリウムをどのくらい摂るのが有効か、ナトリウムとカリウムの摂取バランスはどの程度がよいか、等を検証しています。
また、食事のナトカリ比にはまだ基準値がないので、その設定も目指しています。
ちょっと難しくなってしまいました…
実際に一般の方々と直接触れ合い「ナトカリ」の普及活動をしながら、生の声を聞くことでさらに研究にも活かしているんですよ。
これまでの活動について、一部をご紹介します。
2020年11月に、宮城県庁の食堂で実施した「ナトカリフェア」では、カリウムたっぷりの定食を提供しました。
たくさんの野菜を使ったことで食べ応えがアップし、アンケートでも約9割の方にご満足いただけました。
野菜のうま味や香辛料を上手に使えば、塩をあまり加えなくても美味しくなりますよ。
2021年11月には、宮城県登米市の道の駅・物産館計8カ所で、「登米の野菜で“ナトカリバランス”を整えよう」をテーマに「ナトカリ」の啓発イベントを行いました。
開発した「ナトカリレシピ」のレシピ集を店頭で配布し、調理動画を店内で放映することで、多くの方に「ナトカリ」を知っていただくことができました。
店頭インタビューでは、血圧管理の食事に悩まれている方が多いことが分かり、活動の重要性を感じる事ができました。
■「ナトカリ」のポジティブなメッセージに多くの共感
カゴメ社内外で「ナトカリ」の講演活動も行っています。
「ナトカリ」という言葉や考え方は一般的にはまだ認知が低く、どうすれば興味を持っていただけるか、伝え方を考えるのに苦労する事もあります。
しかし、『減塩は大切だけど、難しい時はその分野菜を多く食べよう』
というポジティブなメッセージに共感していただけることも多く、「ナトカリ」をプラスに捉えてくださっている方が本当に多いと実感しています。
■“野菜をプラスする”ことで我慢しすぎず楽しい食生活を
これまでの活動を通して、具体的な料理や献立を提示した方が理解してもらいやすいと感じています。
レパートリーがまだ少ないので、これからも料理や献立を開発しながら、その有効性の検証も行っていきたいと考えています。
血圧管理に苦労されている方は多いはず!
「ナトカリ」が血圧管理のための選択肢の一つになり、“野菜をプラスする”ことで我慢しすぎることなく楽しい食生活を送っていただきたいです。
※ナトリウム(塩の成分)とカリウムの(野菜に多く含まれる成分)摂取バランス
これまで、高血圧の予防や改善には「減塩」がメインだったが、野菜などに多く含まれる「カリウム」を積極的に摂取し、高血圧の原因となる塩の成分「ナトリウム」を排出することも高血圧の予防や改善に有効と言われている。
血圧管理のため、ナトリウムとカリウムの摂取バランス「ナトカリ比(ナトリウムとカリウムの比率)」が高い食事ほど高血圧になりやすいので、「ナトカリマップ」などを参考に、食事のナトカリ比を意識する事が推奨されている。
▼ナトカリマップ
※腎臓にご病気のある方は、カリウムの摂取制限が必要な場合がありますので、必ず主治医にご相談ください。
コメント欄では、美味しく楽しく血圧管理ができる「ナトカリ」や、減塩に関するエピソードなど、ぜひ教えてくださいね♪
担当業務について熱く語っていただく“カゴメの人”、次回もお楽しみに!