こんにちは、&KAGOMEスタッフです。
2020年は、「国際植物防疫年2020」です。
世界の食料の大部分は植物由来。このうち、20~40%が病害虫の被害で失われています。
日本でも海外旅行者の増加などによって、植物防疫の重要性がさらに高まっています。
そんななか、カゴメが「国際植物防疫年2020」のオフィシャルサポーターに認定されましたので、<あつまれ博士の畑>でおなじみの“博士”に詳しく教えていただきます!
まず“植物防疫”とはどういったものなんでしょうか?
例えば、海外の旅行先などで見つけた野菜やフルーツを持ち帰りたくなることってありますよね。
でも、植物やその種子を旅行先から持ち帰ると、病気や害虫も一緒に持ち帰る危険性があり、法律で禁止されているものがあります。
国内でも一部規制がありますし、持ち込みだけでなく、持ち出しも同様です。
つまり、病害虫の侵入・まん延を防ぐために植物の持ち込み/持ち出しを規制することが“植物防疫”なんですね。
はい。
国連食糧農業機関(FAO)によると、世界の食料の80%以上が植物由来であり、このうち20%~40%が病害虫の被害で失われているとされています。
そこで2018年12月20日の国連総会において、植物病害虫のまん延防止に向けた取組の重要性に対する世界的な認識を高めるため、2020年を「国際植物防疫年」とすることが採択されました。
その国際的な取り組みにおいて、今回カゴメがオフィシャルサポーターに認定された、ということですね。
農林水産省・植物防疫課との取り組みのなかで、カゴメ・イノベーション本部が「国際植物防疫年2020」オフィシャルサポーターに応募し、認定されました。
農林水産省・植物防疫課と、カゴメ・イノベーション本部/農資源開発部の関係性は重要であり、協力していきたいと思っています。
サポーターの役割は、【2020年が国際植物防疫年であることの周知】と【植物防疫の重要性の啓蒙】です。
では、この&KAGOMEでの報告も、サポーター活動の一環ということになりますね!
そうですね。&KAGOMEメンバーのみなさんにもぜひ、これを機に“植物防疫”について一度ゆっくり考えていただければと思います。
<あつまれ博士の畑>でも少しお話していますので、ぜひご一読ください^^
▼変わり種トマトを育ててみました!
海外旅行のお土産に輸入が禁止されている果物を持ち帰る方は多く、たった3個の果物からミバエの幼虫が500匹も発見されたこともあるそうです。
普段“植物防疫”についてあまり考えることはないかもしれませんが、誰にでもあり得ることのように感じられますね。
植物の病気や害虫が日本に侵入すると、農業生産の収穫量が減少してしまいます。
また、日本国内に侵入してしまった病害虫を根絶するために莫大な費用や労力が必要となります。
例えば、過去には、農作物に重大な被害を与えるウリミバエの根絶に、20余年の歳月と204億円もの多額の費用がかかりました。
一人一人が植物防疫について正しく理解し、日本の農業や緑を守っていきたいですね。
本記事のご感想や『いいね』など、お待ちしています!!
【参考リンク 農林水産省 国際植物防疫年2020】