こんにちは、&KAGOMEスタッフです。
7月27日に『オンライン栽培相談会』を実施し、&KAGOME内でLIVE配信を行いました!
相談会には&KAGOMEメンバー8名が参加、野菜生活ファームの片岡さんへ、野菜栽培の悩みや疑問を相談しました。
栽培中の野菜を実際に撮影しながらの質問だったので、相談会参加者はもちろん、視聴者のみなさんも参考になる部分があったのではないでしょうか♪
ご視聴いただき、ありがとうございました!
▼『オンライン栽培相談会』ダイジェスト版はこちら
ただ今回、ありがたいことに参加者/視聴者のみなさんから多くの質問をいただいたため、相談会の時間内に回答しきれませんでした…。
そこで、残りの質問と片岡さんからの回答をお届けします!
Q:ミニトマトを育てています。今年は晴れの日が少なく、風通しが悪いのか葉に白いかびっぽいものがついています。薬は使いたくないので、あまりについたものは、葉をとっています。でも葉は多いほうがいいときいたので、どの程度残しておけばいいでしょうか?
A:うどんこ病だと思われます。軽微なものは、薄めたお酢や重曹などで拭いてください。酷いものは、菌の温床になるため、除去してください。古い葉(目安は赤い果実より下)は除去で構いません。
※健康な展開した大きな葉が、ミニトマトなら最低12枚、大玉トマトなら最低8枚残っていれば生育には十分です。
Q:ミニトマトの皮が厚くなってるのを薄くしたい。方法がありますか?
A:水や肥料が足りない場合に、実を守るため、厚くなります。水を控え過ぎていませんか?
Q:ミニトマトを育てています。実が割れてしまうことがあるのですが、どうしてなんでしょうか?
A:収穫適期を迎えている時に、雨などが降ると水風船のように割れてしまいます。天候をみながら、収穫してみましょう。
※裂果は、高温時の果実に雨が当たり割れる場合と、水やりが多すぎる場合にも起きます。雨天や湿度が高く蒸散が少ない時に水を多くやりすぎると、水分が果実にまわり裂果します。夕方や夜間に水をあげると、同様に割れることがあります。
A:他のトマトも同様に取ってください。凛々子は葉かき不要ですが、傷んだか気になる場合は、除去しても構いません。
A:花が枯れてしまうのは、病気かもしれません。咲いた後、花落ちしているのであれば、結実しなかった為です。理由は、虫や風、振動がなかった、実をつける体力がなかったなどが考えられます。
※着果処理は、晴天日に花を指で振るうのを最低3日間隔で行ってください。電動歯ブラシがお勧めです。雨天時には花粉が出にくくなるので、振動での受粉は難しいです。
◆トマト…尻腐れはカルシウム不足で発生しますが、大半は水不足です。特に梅雨前は成長スピードが速いため、水切れに注意しましょう。水が不足すると第1果房の大半が尻腐れになります。
※尻腐れは主に開花~着果時期の土壌(培地)の水分量の急変、不足が原因です。特に晴天日には、土壌を乾燥させすぎない/葉がくたっと萎れないように、1日に数回水をあげてください。
Q:きゅうり、トマト、スイカの追肥には14-14-14(高度化成肥料)でも良いでしょうか?
A:家庭菜園であれば、化成肥料を数種類持つ必要はないと思いますが、作柄に応じてタイミング、量を調整してください。
※家庭菜園では不足している肥料成分だけを調べて施用することは難しいため、3大成分(窒素、リン、カリ)を含むものを使うのが一般的です。多量に施用すると樹勢が強くなりすぎたり、残留して連作障害の原因になるので注意してください。
Q:にがうりの花は沢山咲くのですがなかなか実になりません。花の裾に実になるものがついてないのです。何故つかないのでしょうか?
A:雌花が付いていないという事ですね。ウリ科の野菜は、環境や季節により、雄花が多くなったり、逆になる事もあります。複数株植えてみてはどうでしょうか?
A:◆トマト…唐辛子エキスをしようするのであれば、気門封鎖系の農薬を使用してはいかがでしょうか?(有機栽培でも使用出来、安全性が高いです)
◆ゴーヤ…樹のバランスが悪いのかもしれません。樹を大きくしてから、実をつけてはどうでしょうか?勿体ないと感じるかもしれませんが、摘花してみましょう。
Q:プランターの土に小さいムカデかヤスデが大量発生しています。薬をまく等して対処しないと野菜に影響が出ますか?
A:ムカデは肉食、ヤスデは主に枯葉等を食べるため、野菜に影響が出る可能性は低いと思われます。
Q:なめくじが実を食べたことがあります。対処方法を教えてください。
A:木作酢による忌避やビールトラップなど試してみてはいかがでしょうか?
いかがでしたか?
少しでも今後の野菜栽培の参考になればうれしいです♪
『オンライン栽培相談会』は今回初めての試みでしたので、至らぬ点も多々あったかと思いますが、改善しながら、ぜひまたこういった企画をみなさんにお届けしていきたいと思っています。
コメント欄では、ダイジェスト動画のご感想や、次回への期待の声など、お待ちしています☆