こんにちは、ミッティです。
カゴメは2020年10⽉1⽇、⼦どもの⾷育や貧困対策など⾷に関する社会貢献活動に取り組む団体の活動を⽀援するために「⼀般財団法⼈ カゴメみらいやさい財団」を設⽴しました。
財団のシンボルマークにある「野菜」は⾷を、「⼿」は⼦どもの成⻑を優しく⾒守る様⼦を表現しております。
カゴメの社長であり、財団の理事長を務める山口さんに、財団設立の目的やその詳しい活動内容について、聞いてみました。
カゴメでは毎年食育活動として、オリジナルの子ども向け「カゴメ劇場」の公演(*)や保育園や小学校にトマトの苗を無償提供して栽培・収穫・調理を体験してもらう「りりこわくわくプロブラム」の提供を続けています。(*カゴメ劇場2020は、コロナウイルス感染症拡大防止のため、オンラインで開催しました。)
このたび新たに設立した財団について、設立経緯と目的を教えてください。
現在の子どもを取り巻く食生活においては、貧困などによる食事栄養バランスの悪化や孤食による家族・地域とのつながりの希薄化など、様々な問題が深刻化しています。
このような状況のなか、子どもの貧困対策や地域社会との繋がりづくりなど重要な役割を担っているのが、子ども食堂を中心とした支援者のみなさまです。
子ども食堂の取り組みは、最近、新聞やテレビでよく見かけます。
子ども食堂の数は年々増加しており、現在は全国に3,700以上あるといわれています。しかし地域によっては数が少なく、まだまだ支援が十分に行き届いておりません。
この要因の一つとして、新たに子ども食堂を始める際の立ち上げ資金や継続的な活動に必要となる運営費の確保が大きな課題となっています。
たしかに、農林水産省が実施した「子供食堂向けアンケート調査」によると、大半の子ども食堂が月1回程度の開催とあります。また運営に際して感じていることとして、約3割の方が「運営費の確保が難しい」と回答しています。
そこで当社は、子ども食堂がこれからも安心して活動を続けられ、少しでも活動回数を増やすことができるようお役に立ちたいと考え、「カゴメみらいやさい財団」を設立いたしました。
本財団は、活動理念“子どもに笑顔を、地域に笑顔を"のもと、助成金の給付を通じて、子ども食堂の活動を支援いたします。
きっかけは、キユーピー様が設立された「キユーピーみらいたまご財団」が子ども食堂などを支える姿に賛同したことだと伺っています。
「キユーピーみらいたまご財団」の活動を拝見して、私たちも力になりたいと考えました。
当社は行動規範の最初に“共助”を掲げております。現在の子どもを取り巻く社会問題は、自助や公助だけでは解決できない難しい問題であり、まさに共助の精神なくしては解決できないと考えております。
当社と同じ志を持つ企業や団体に共助の精神が広がり、大きな輪となって、社会問題の解決に取り組んでいけるといいですね。
共助の輪が広がっていくことを心から願っております。
カゴメみらいやさい財団の名前にある「みらいやさい」という言葉には、子どもたちの健やかな成長を優しく見守りたいという気持ちを込めておりますが、“みらいやさい”の言葉のとおり、将来的には日本の農業振興にも貢献したいと考えております。
&KAGOMEメンバーのみなさんにおかれましては、当財団の取り組みをぜひ知っていただき、温かく見守っていただけますよう、よろしくお願いいたします。
「カゴメみらいやさい財団」では、2021年度の助成金申請の受付を11月1日より開始いたしました。受付期間は、2021年1月31日までを予定しております。助成金の給付は2021年4月を予定しております。
募集要項の詳細は「カゴメみらいやさい財団」のホームページをご覧ください。
▼カゴメみらいやさい財団ホームページはこちら
コメント欄では、財団の取り組みへのご意見・ご感想など、お待ちしています。