カゴメ便り
2022/04/06

『オンライン防災セミナー2022』への質問を今泉マユ子先生が解説☆

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こんにちは、&KAGOMEスタッフです。

2022年3月12日開催 『オンライン防災セミナー2022』は、たくさんの方にご参加・ご視聴いただきありがとうございました!

防災や災害というテーマを身近なものとして、明るく楽しく伝えてくださった今泉マユ子先生♪
配信を通じて、改めて防災について考え直すきっかけを感じられた方も多かったのではないでしょうか。

コメント欄でいただいた質問に、今泉マユ子先生に丁寧に解説していただきました!

Q: 防災グッズや缶詰・パックご飯は一応あり、水も3ケースあるのですが、期限のチェックが甘く危機感があまりありません。どこに置いておくと良いでしょうか?(弥明さん)

 

A: 防災グッズは懐中電灯、ランタン、ホイッスル、ラジオ、マルチツール、エマージェンシーブランケット、エアマット、ヘルメットなどの他、カセットコンロ、ボンベ、給水容器、携帯トイレ、またドライシャンプー、歯磨きシートなど多岐に渡ります。
避難するときと避難所で必要なものは、防災リュックなどの持ち出し袋に入れ、靴を履いて出るときすぐに取り出せるよう、玄関に置いておくのがおススメです!
寝る時は、枕元に懐中電灯、ホイッスル、上履(スリッパでも良いですが、そのまま履いて逃げられる物がおススメ)を置いてください。視力の悪い人は眼鏡も忘れずに。
地震で揺れて飛ばされないようにカゴに一まとめにしたり、袋に入れてベッドにくくりつけたりして、すぐ手が届くようにしておきましょう!

Q: 何を一番に揃えるべきですか?(パピ君さん)

 

A: 一番にすべきことは、命を守るための備えです。家の安全が第一です。
1981年に耐震強度に関する建築基準法の改正が行われ、それ以前は「旧耐震」、以降は「新耐震」と呼ばれ、さらに2000年に大改正が行われました。築年数が古い家は、耐震補強が必要です。

また、家具の固定、転倒防止対策、移動防止対策、ガラスの飛散防止対策を必ず行ってください!
備えをしないと家具が転倒したり、ガラスの破片などで怪我をしたりするだけでなく、家具の上に置いていた物が電化製品などに落下し、コードが破れて火災になったり、コンセントの差し込み口に燃えやすいものが落ちてきて火災になったりしてしまうこともあります。
怪我をしても大変ですし、後片付けもとても大変です。日ごろからの備えとして家具を固定し、家を安全な場所にしましょう。

Q: 保管しておく場所がありません。何か工夫して場所を確保する方法はないでしょうか?(sayamさん)

 

A: 分散備蓄がおススメです!
水は一目見てわかるように賞味期限を記入し、洗面所、押入れ、本棚、玄関、寝室、クローゼットのハンガーの下などに分散しておくと、1人1日3リットル×1週間分(21L)を置けるでしょう。
ナンバリングしておくと、うっかり忘れることを防げますし、ローリングストックしやすいです!
各部屋に水を置いておいた方が安心なので、ぜひ各部屋に分散備蓄してください。

Q: ローリングストックがなかなかうまく出来ません。
食品を入れている棚がそのままリュックになればいいのに、と思います。あるいは、棚の近くにリュックを置くか、使わないときはかさばらないリュックがあるといいかもしれません。
でも、災害時は詰めている時間さえないのでしょうか。(まさよぼんさん)

 

A: 防災リュックに入れるものと、ローリングストックで備えるものは分けて考えてください。
防災リュックには、一時避難するときに必要なものを入れます。
避難した場所で食べる物なので、手を汚さず簡単に食べられるものがおススメです^^
こちらは半年に1回点検し、食べ物を入れ替えるのをおススメします。入れ替えた物は食べてください!

ローリングストックするものは、自宅避難になったときに食べるものだと思ってください。
被災して買い物に行けなくなった時、買い物に行っても食料が手に入らなかった時、急に具合が悪くなって外に出られない時などのための備えです。
ローリングストックするものは防災用と日常用に分けないでください。普段食べている物を少し多めに買っておいて、普段の食事で食べましょう!
食べたら買い足すことで、常に家には食べ物がある状態にしておくこと、これが自分の備えになります。

Q: 今泉先生がローリングストックされている商品の中で、これは結構使える!と思ったものを教えてください。(料理大好きさん)

 

A: 野菜飲料、野菜スープは普段からローリングストックしています。
あと、ツナ缶とドライパックのコーンも多めに買い置きして、普段の料理に取り入れながらもしもに備えています。フリーズドライのにゅうめんも好きです^^

私は10年以上、毎朝ルーティンでプルーンを食べています。
どんな状況になってもプルーンを食べられるように、常に多めにストックしています。プルーンを食べられれば、私は日常を取り戻せるような気がするんです。
みなさんもコーヒーやお茶など毎日食べている物、飲んでいる物がありましたら、災害が起きたあともそれらを食べられるように工夫して備えてください。
コーヒーやお茶の場合は、お湯を沸かすカセットコンロ、ボンベ、水も必要になるので忘れずに!

補足になりますが、何を備えて良いか悩んでいる方へ。
二日酔いになった時に食べたくなるものがありましたら、それを備えておくと良いですよ。その食べ物は二日酔いの時に限らず、具合が悪い時にも自分にとって食べやすい物になります。
「二日酔いになんかならないよ」と言う方は、風邪をひいて寝込んだ時などを想像してください^^
私は二日酔いの時、必ずインスタント食品のうどんを食べたくなるので、常に2つは置いています。
急に具合が悪くなっても「これがある」と思うと安心していられます。具合が悪くなってからは、お買い物に行けないですからね。
別所哲也さんに「二日酔いになった時に食べたくなるものはありますか?」とお聞きしたことがあるのですが、「味噌汁とゼリー」とおっしゃっていました。

Q: 停電でレンジが使えない時は、パックごはんをどうやって食べたらいいのでしょうか?
簡単で美味しいレシピがあったら知りたいです。それによって、備蓄の量を考えたいと思います。(りこっぴさん)

 

A: 通常は電子レンジを使ってパックご飯を温めますが、災害時には電気が使えず電子レンジで調理できない可能性があります。
以下のように、災害時の調理方法をいくつか知っておくと安心です。

◆「湯煎で温める」
お鍋にお湯を沸かし、パックごはんはトレーのまま開封せずフタ側を上にして入れます。鍋の蓋をせず、中火で10分~15分加熱して出来上がりです。

◆「フライパンで温める」
フライパンにパックごはんの中身と水を50mくらい入れ、弱火で加熱します。ごはんがほぐれるようになったら木べらなどで軽くかきまぜ、4~5分加熱します。
炒飯などにする時は、水を入れずそのままごはんを入れて炒めても大丈夫です。パラパラごはんの炒飯になって美味しいですよ。

「湯煎したいのに蓋を開けてしまった!」という時は、「お湯ポチャ」で温めることもできます。
耐熱性のポリ袋にパックごはんの中身を移し、なるべく空気を抜いてポリ袋を結んでお湯の中に入れ、10分~15分温めるとホカホカごはんの出来上がりです。
忙しい時も、ちょっとお腹がすいた時も、体調がすぐれない時もパックごはんがあると助かります。
ぜひ普段の食事で取り入れながら、もしもの時に備えてください。

LIVE配信アーカイブは、下記よりご覧いただけます。
▼『オンライン防災セミナー2022』

 

いかがでしたか?今すぐにできそうな事も沢山!
コメント欄で、Q&Aを参考に防災対策を行ってみた感想など、どんどんお寄せください!

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