実になるおはなし
2015/04/15

トマトが”トマト”になったわけ

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みなさん、こんにちは。ミッティです。

 

「実になるおはなし」では、普段なかなかお話しする機会のない、

トマトや野菜・乳酸菌などのおはなしや、カゴメの研究への取り組みについて

ご紹介していきたいと思います

 

第1回目のテーマは、「トマトが”トマト”になったわけ」です☆☆

 

世界でのトマトの呼び名は?

 

トマトは世界では様々な呼ばれ方をしているのをご存知でしょうか

イタリアでは「ポモドーロ(黄金のリンゴ)」

フランスでは「ポム・ダムール(愛のリンゴ)」

イギリスでは「ラブ・アップル(愛のリンゴ)」

 

なんでリンゴfrown?と思われた方も多いのでは

昔からヨーロッパでは値打ちの高い果物や野菜を「リンゴ」と呼ぶ習慣があったそうです。

このことから、トマトはとても価値のある野菜として扱われていたことがわかります

 

トマトという言葉のはじまり

 

トマトという呼び名は、ベラクルス地方(メキシコ)のアステカ人が

「トマトゥル(膨らむ果実)」と呼んでいたのが始まりとされています。

トマトゥルとは元来、メキシコにおいて煮込んで料理に使われていた「ホオズキ」のことで、

形が良く似たトマトのことも同じ名前で呼ばれたようです。

 

ちなみに・・・トマトに関する世界最古の文献は、植物学者のマッティオーリが

1544年に出版した『博物誌』です。

その10年後に出版された改訂版において、初めて「ポモドーロ(pomodoro)」という言葉が記載されています。

 

語尾の「oro」の「黄金や富のように貴重な物、あるいは金色」という意味から、

マッティオーリは、トマトを「とても大切なもの」と表現したかったのかもしれません。

改訂版には「熟すると黄色になるものと赤色になるもの」と書かれていることから、

彼が最初に見たトマトは黄金色の黄色やオレンジ色だったのかもしれません。

 

トマトの学名に含まれている、さらなる秘密
 

トマトの学名はラテン語で「Lycopersicon esculentum MILL(リコペルシコン エスカレンタム ミル)」。

食べられる(esculentum)狼のように強く大きい(lycos)桃 (persicon)。

1754年に英国の植物学者フィリップ・ミラーに名付けられました。

なぜトマトがリンゴから桃に変わった経緯は定かではありませんが、

たくましいトマトの生命力を感じるネーミングですね☆

 

さて、第一回「トマトが”トマト”になったわけ」はいかがでしたか

ご感想や疑問、他にも「こんなことを知りたい」などリクエストがありましたら、

ぜひコメント欄に書き込んでくださいね

なるほど~と思った方は、ぜひ「 (いいね)」をお願いします

 

それでは、次回もお楽しみに…☆☆

 

 

 

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