こんにちは、博士です。
大型連休はいかがでしたでしょうか?
すっかり暖かくなり、トマトだけでなく色んな野菜苗を植え付けて家庭菜園をスタートした方が多いのではないでしょうか?
博士もせっせと畑仕事をしましたよ!
トマトの苗は、植え付けたら勝手に育ってくれるわけではありません。
お手入れをすればするほど、おいしい実をたくさんつけてくれますよ。
今週も先週に引き続き博士のトマト栽培の知識、「栽培の極意」をお伝えしますので、お手入れの参考にしてくださいね。
今回は、栽培の極意Part2.「芽かき・誘引(めかき・ゆういん)」です!
この二つのお手入れは、特に初心者の方が忘れがちです。
怠ると大変なことになってしまいます。(どうなってしまうかは後ほどご説明します)
とっても大事なお手入れですので、みなさん、手抜き厳禁ですよ!
よ~く読んで実践してみてください。
まずはトマトが倒れないように支柱に固定するお手入れ、「誘引」です。
ジュース用トマト「凛々子」は、一般的なトマトと違う「芯どまりトマト」です。畑に植える場合は支柱立てや誘引は不要です。
トマトは生長とともに上へ伸びていきますが、アサガオのように支柱に自ら巻き付く「つる性」ではありません。
そのため、生長に応じて茎を支柱に固定してあげる必要があります。
~支柱は今すぐ立てるべし~
トマト苗をプランターや畑などに植え付けたら、なるべく早く支柱を立ててあげましょう。
博士は「まだ苗がちいさいから大丈夫~」とのんびり過ごして忘れてしまい、大きくなりすぎて、そのまま折れてしまったことがあります。。
「明日でいいかな~」と思わずに、いますぐ支柱を立てましょう!
簡単ですが、とってもとっても大事な極意です(笑)
支柱を立てるときは、苗にピッタリくっつけるのではなく、根本から2~3cmほど間をあけてください。
そうすることで、根に傷がつくのを防げますし、今後の誘引も楽になります。
~誘引はゆとりを持ってやるべし~
「苗が倒れたら大変!」と思って茎を支柱にぎゅ~っと縛りつける・・・これはNGです!
茎はトマトの生長とともにどんどん太くなっていきます。
今はか弱い赤ちゃん苗ですが、夏にはとてもとても大きくなります。
今の茎の太さで縛りつけてしまうと、茎にストレスがかかり育ちが悪くなる恐れがあります。
下の写真のようにゆとりをもって誘引しましょう。苗が倒れなければ大丈夫です!
誘引の頻度は、生長に応じて行ってください。
20cm間隔が目安ですが、博士は忘れっぽいので「毎週水曜日は誘引の日」と決めて週に一回誘引をしています。
誘引を怠るとトマトは自分の重みに耐えきれず、ポキっと折れてしまいます。。
そこで栽培終了~なんて悲しいことにならないよう、忘れずにお手入れしましょう!
次は脇芽(わきめ)を摘み取るお手入れ、「芽かき」です。
ジュース用トマト「凛々子」は、一般的なトマトと違う「芯どまりトマト」です。芯どまりトマトは、脇芽を除去せず残す必要がありますので、この作業は不要です。
~まずは「脇芽」を知るべし~
みなさん、脇芽ってすぐにわかりますか??
博士は初めてトマトを育てたとき、脇芽を探すのに一苦労しました(汗)
トマトの「茎」は上へ上へと伸びていきます(「主茎」または「主枝」と呼びます)。
「葉」は、主茎に対して真横に伸びていきます。
「主茎」と「葉」の間から伸びてくる「新しい芽」。
これが脇芽です。
。。。わかりづらいですよね。
写真で見てみましょう!
上に伸びる主茎、横に伸びる葉、その真ん中にあるものが脇芽。
「三股に分かれていたら、真ん中を摘み取ろう!」と覚えてください。
(栽培サポートアプリ「トマサポ!」の「育て方」ページにもイラスト付きで説明がありますので、参考にしてみてください)
~脇芽はすべて取るべし~
脇芽は主茎と葉のすべての付け根から生えてきます。基本的にすべて取り除いてください。
放置しておくとどんどん大きくなり、花を咲かせて、実をつけます。
「あれ?いいことばかりじゃない!」と思われるかもしれません。
違うんです!脇芽になったトマトたちは主茎のトマトたちと栄養分を奪い合うんです!
結果、どちらも中途半端なトマトになってしまいます。。。
熟練者の方は脇芽になったトマトも立派に実らせることができますが、結構難しいです。
まずはしっかり脇芽を摘み、主茎一本に集中して、確実に大きくおいしい果実をならせましょう!
(これを「一本仕立て」と呼び、博士のオススメの栽培法です)
~若い芽を摘むべし~
脇芽は小さいうちは、指で軽く力を加えるだけで取り除くことができます。
大きくなるまで放置してしまうと次第に硬くなり、簡単には取れません。。(無理せず、ハサミなどを使って丁寧に取り除きましょう)
また、脇芽が大きくなりすぎると、主茎との違いがわからなくなってしまいます!
どっちを残そうかな~と迷うときには、花が先に咲いた方を残してくださいね。
※もったいないと思わず、大きくなって花が咲いた脇芽でも取り除いてしまいましょう。
博士は忘れっぽいので「芽かき」も「誘引」のお手入れと一緒の日にやっています。
「芽かき・誘引の日」を週に1日決めて、忘れずに行うようにしましょう。
「トマサポ!」をお使いの方は、お手入れの記録をカレンダーに残すこともお忘れなく!
毎日の水やりと週に一度のお手入れ作業、、これから忙しくなりますね~
次回は、トマトのお花に関するお話です!
トマトのお花、何色かわかりますか?
詳しくご説明いたします!
それではまた来週~