こんにちは、博士です。
トマトは元気に育っていますか?
毎日少しでもいいので、我が家のかわいいトマトと向き合いましょう~
さて、今週は 芯止まり・非芯止まり(しんどまり・ひしんどまり)トマト という少しマニアックなお話をしたいと思います!
まずはおうちのトマトの生長点を観察してみましょう。
赤い丸で囲った部分が「生長点」です。
この生長点で新しい葉や花芽ができ、トマトはどんどん大きくなっていくのです!
トマトには、この生長点が「なくなるタイプ」と「なくならないタイプ」の2つがあること、みなさんご存知でしたか?
生長点が勝手になくなるタイプを「芯止まりトマト」
生長点がなくならないタイプを「非芯止まりトマト」といいます。
下の写真は芯止まりトマトの写真ですが、生長点がなくなっていることがわかります。
新しい葉や花が作られないので、もう上へは伸びていきません。
いきなりですが、ここで問題です!
スーパーの生鮮野菜売り場に並んでいる生トマトは、どちらのタイプでしょうか?
正解は、「非芯止まりトマト」です!
適切な環境で育ててあげれば、写真のように上へ上へと伸び続けます。
そのため、生産者さんは長い期間トマトが収穫できるのです。(カゴメの菜園では、なんと10か月も続けて収穫しています!)
家庭菜園向けのトマトも、ほとんどがこの「非芯止まりトマト」です。
菜園のように立派なトマト、育ててみましょう~
次の問題です!
トマトジュースに使うジュース用トマト「凛々子」はどちらのタイプでしょうか?
正解は、「芯止まりトマト」です!
畑に広がる芯止まりトマトは、明らかに背が低いですね~
背が低いので、支柱もいらないですね!
このように、芯止まりトマトは一定の高さ(通常、4~5花房)で生長点が止まります。
代わりに脇芽をどんどん伸ばしてたくさん実をつけます。
収穫期間は短いですが、その分、脇芽からも一斉に花が咲いて実がなります。
ジュース作りに必要な大量のトマトを一気に収穫できるのです!
芯止まりトマトは水や栄養の必要な時期が集中します。
土が少ないプランターや鉢植えでは、水不足・栄養不足で尻腐れ症が発生しやすくなります。
水やりや追肥に気を付け、脇芽の数も2-3本ほどに制限しましょう。
今回は芯止まり・非芯止まりトマトのお話でした。
みなさんも、二つのトマトの違いを比較しながら栽培してみてください。
「今年は片方だけだ・・・」という方は、来年トライしてくださいね!
来週はコンパニオンプランツのお話です!
それではまた来週~