あつまれ博士の畑
2020/07/29

変わり種トマトを育ててみました!

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こんにちは博士です。
今週と来週は博士の畑で育てている、少し変わったトマトを紹介したいと思います。

カゴメのイノベーション本部では、約7,500種類のトマト遺伝資源を保管し、交配を重ねることで新たな有用品種を生み出しています。
今週ご紹介するトマトはこちらです!

これは、Solanum pimpinellifolium(ソラナム ピンピネリフォリウム)というトマトの野生種の一種です。
野生種といっても、熟すと実は赤くなり、食用にもなるので、たま~にスーパーで見かけることもあります。
果実が非常に小さく、「マイクロトマト」とも呼ばれています。

どのくらい小さいかと言いますと、凛々子、ミニトマトと並べると、このサイズ感です!(左から、マイクロトマト、ミニトマト、凛々子)

直径はわずか1cm程度です。
小さくてかわいいですね~


では、ここでクイズです!
1花房につく花の数は、凛々子で6~8個、ミニトマトだと12~20個になります。
では、このマイクロトマトはどのくらいの花がつくのでしょうか?

畑のマイクロトマトを数えてみたところ、なんと42個の花がついていました!!
房で取ってみると、こんな感じです。

ミニトマトと比べても、すごい差ですね~
果実は小さいですが、収穫できる数はすごく多いので、収穫の楽しみは増えるかもしれません(笑)


次週も変わり種トマトをご紹介します!
次はどんなトマトなのか。楽しみにしていてください!
それでは、また来週~


追伸♪

博士はトマトの品種開発をするために、新しい遺伝資源(種子)を世界中の研究者とネットワークを作って収集する活動もしています。この際、植物の種子を海外から安全に輸入することも大事な取り組みなのです。
植物の種子って危険なの?って感じますよね。
みなさんも旅行先などで、思わず持ち帰りたくなる珍しい野菜やフルーツを見かけることがあるかと思います。実は、植物やその種子を旅行先から持ち帰ることは、病気や害虫も一緒に持ち帰る危険性があり、法律で禁止されているものもあるので注意が必要なのです。


★2020年は、国際植物防疫年2020です。★
世界の食料の大部分は植物由来です。このうち、20~40%が病害虫の被害で失われています。
日本でも海外旅行者の増加などによって、植物防疫の重要性がさらに高まっています。
国際植物防疫年2020の機会に、植物防疫について考えてみませんか?

【参考リンク 農林水産省 国際植物防疫年2020】

 

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