みなさん、こんにちはミッティです。
今まで3回にわたって、トマトに関するおはなしを更新してきましたが、
今回から“乳酸菌”にまつわるおはなしをシリーズでお届けしていきます★
第1回目は、「乳酸菌の基礎について」です。
乳酸菌とは?
さてさっそくですが、みなさん乳酸菌ってご存じですか
微生物のうち、特に糖類から乳酸を作るものを乳酸菌と呼んでいます。
乳酸菌、と聞くと…乳製品に棲んでいる菌だという風に考える方が多いのではないでしょうか
でも実は、植物性発酵食品や海、生き物の消化管など、様々な環境に棲んでいます。
知られているだけで285種類も存在しているんですよ (2013年時点)
これらの乳酸菌の性質は、種類によって大きくことなり、
また同じ種類でも個々の菌によってさらに性質が異なっています。
このように、乳酸菌の性質は多様で、様々な健康効果を秘めていると考えられています。
乳酸菌のはたらき
乳酸菌は、わたしたちの腸の中にいますが、お腹の中では一体どんな働きをしているのでしょうか
私たちの腸には乳酸菌を始めとした沢山の細菌が棲んでおり、それを総称して腸内細菌と呼びます。
腸内細菌は大きく次の3つに分類され、私たちの健康に深く関わっていると言われています。
善玉の菌と悪玉の菌、そのどちらでもない中間の菌(日和見菌)です。
善玉菌はヨーグルト、オリゴ糖、食物繊維などを食べることで増え、
一方の悪玉菌はタンパク質や脂質中心の食事、不規則な生活、ストレスが原因で増えます。
体の健康のためには、善玉菌の割合を増やすことが大切です。
プロバイオティクスとしての乳酸菌
さて、健康維持のためには乳酸菌が大切、と書きましたが、乳酸菌の全てが
健康に良い効果を持っているわけではありません。
生きたまま腸まで届き、宿主に良い働きをする微生物はプロバイオティクスと呼ばれ、
食品や医薬品に利用されています。
一般的な「プロバイオティクス」の条件は、下に挙げたものなどがあります。
●食品としての安全性が十分保証されていること
●もともと腸内細菌の一員であること
●胃液、胆汁などに耐えて腸内に到達できること
●宿主に対して有効な作用を発揮すること
●食品の形態で有効な菌数が維持できること
プロバイオティクスに該当する乳酸菌は、沢山の中から選び抜かれた乳酸菌なんですね
さて今回は、乳酸菌の基礎をお届けしましたが、いかがでしたか
次回は、植物性乳酸菌のおはなしをお送りします★
お楽しみに…