こんにちは、ミッティです。
今日は「栄養吸収率」に関するお話です。
「エイヨウキュウシュウリツ」…なんだか聞きなれない言葉ですね。
こちらを皆さんに分かりやすくお伝えしていこうと思います
野菜は生よりもジュースのほうが栄養が吸収されやすいんです!
野菜を生のまま食べるより、ジュースなどの加工品にしたほうが、リコピンは、およそ3.8倍、β-カロテンは、およそ1.5倍吸収率が高まることをご存知でしたか
リコピンやβ-カロテンは健康や美容に嬉しい栄養素。
ぜひ効率的に摂りたいですが、「ジュースがなぜ?」という声が聞こえてきそうですね。
それでは、ジュースのほうが栄養が吸収されやすい理由に関してご説明いたします。
※リコピンとβ-カロテンで評価方法は異なります。
※出典(リコピン):Gartner(Am.J.Clin.Nutr.,1997)
(β-カロテン):Livnyra(Eur.J.Nutr.,2003)
実は野菜には固い細胞壁があるんです!
野菜や果実などの植物には、肉や魚などの動物とは異なり、強固な細胞壁があります。
その壁が栄養の吸収を阻害しているのです。
栄養の吸収を高めるためには、この細胞壁を“壊して摂る”ことが重要です。
でもどうやってこの細胞壁を壊すのでしょうか
細胞壁を壊すポイントは「加熱」と「破砕(細かく砕くこと)」です!
細胞壁を壊す方法は大きく2つあります。
1つは「加熱」です。
野菜を加熱すると、細胞壁がやわらかくなり、壊れやすくなります。
煮物や野菜を煮込んだスープをイメージすると分かりやすいですね。
もう1つは「破砕」です。
ミキサーにかけたり、すりつぶすことで、細胞壁が壊れ、栄養が吸収されやすくなるのです。
風邪をひいたときに、りんごをすりおろして食べるのもこういう理由があったからなのです。
野菜生活やトマトジュースなどの野菜飲料や、ケチャップのようなトマトや野菜の加工品の多くは、野菜を「加熱」したり、「細かく刻む」ことによって作られていますので、栄養吸収率が高くなるのです。
リコピンやβ-カロテンなどの栄養素を効率的に補給できる方法の1つとしてぜひご活用くださいね