私たちの生活にたくさんのよい影響をもたらしてくれる野菜。
とても身近な存在だけど、まだまだ知らないこともいっぱい…!?
【PICK UP!みんなのギモン】では、『その疑問にお答え☆野菜に関する疑問を募集しています』に寄せられた投稿の中から、気になるギモンをピックアップ。
カゴメが誇る“野菜のエキスパート”がズバリお答えします!
今回取り上げるのは、トマトにまつわる2つの素朴なギモンです。
ミニトマトや大玉トマトなど、さまざまなサイズのトマトがあると思うのですが、世界で一番大きなトマトはどのくらいの大きさですか?
食健康研究部から回答いたします。
現時点で「世界最大のトマト」として公認されているのは、アメリカのファウストさん夫妻が育てたトマトで、その重量はなんと5.284キログラム!
大人用のボウリング球とほぼ同じ重さといえば、イメージしやすいかもしれませんね。
もちろん見た目のスケール感も規格外で、直径は約25センチ、外周は約83センチに及んだそうです。
『A-Z Animals』のwebサイトでは、迫力満点の写真も公開されています。
「まるでエイリアン」と形容された超巨大トマトの姿をご覧くださいね。
『A-Z Animals』のwebサイトはこちら>>
※外部の英語サイトに移動します。
ハウス栽培の利点が及ぼす植物への効果が知りたいです!
露地栽培と比べて、どのような違いがありますか?風味や味も数値的に変化があるのですか?
生産部採種育苗グループから回答いたします。
トマトなど果実ができる野菜は、一般的には葉や茎が育つ「栄養成長」と、果実が育つ「生殖成長」のバランスが重要です。
生殖成長が盛んなほど果実は甘く大きくなりますが、生殖成長ばかりだと茎葉の成長が弱り、長期間にわたってたくさんの果実を収穫することができません。
一般的に露地栽培よりもハウス栽培の方が温度・水分・栄養の管理がしやすいため、「栄養成長」と「生殖成長」のバランスのコントロールも容易です。その反面、高温期は高温になりすぎる、冬は屋外より日射量が減る等の影響もあります。
露地栽培、ハウス栽培とも、それぞれの環境に応じた適切な栽培管理ができるかが収量・品質に大きく影響します。
以上、トマトやトマト栽培にまつわる素朴なギモンについてお答えしました。いかがでしたか?
「世界最大のトマトにびっくりした!」「知れば知るほど果実の栽培って奥深いなぁ~」などなど、あなたの感想をぜひコメント欄で教えてくださいね♪
それではまた、次回の【PICK UP!みんなのギモン】をお楽しみに☆
これまでの【PICK UP!みんなのギモン】
野菜の切り方で吸収率は変わるの?栄養をしっかり摂る調理法って?>>
トマト栽培の適切な湿度って?実用化される品種はどのくらい?>>