こんにちは、&KAGOMEスタッフです。
カゴメ社員さんに担当業務を熱く語っていただく“カゴメの人”。10回目にご登場いただくのは、農業資源開発部の永松さんです。
こんにちは!農業資源開発部の永松です。
私はもともと大学院でイネの品種開発に関わる研究をしていました。
将来は自分が開発した品種をお客さんへ届けられたらいいなと考えていたところ、就職活動中にカゴメが開発から生産、販売まで行う「垂直統合型ビジネス」を行っていると知り、とても魅力を感じました。
入社してからは優しく温かい方々と楽しくお仕事を進めています。
仕事を通じて様々な部門・年代の方とお話しする機会がありますが、みなさんの人柄がよいところに、カゴメ商品のすばらしさが詰め込まれていると実感しております!
今は業務用向け生鮮トマトの品種開発をしています。
業務用向け生鮮トマトとは、ファミリーレストランの副菜や、コンビニのサラダ商品などに使用されるトマトです。みなさんがスーパーで買うトマトとは、開発の要件も全然違うんですよ。
たとえば
大きさが年間を通して均一であること
形が一定であること、日持ちが良いこと
スライスカットやダイスカットがしやすい
など要件はさまざまですが、これら複数の要件をクリアした品種を開発すべく、多種多様な資源を掛け合わせ、評価し、さらにまた掛け合わせて……というのが私の仕事です。
1つの品種を開発するのに10年かかるのが普通という、長く険しい道のりを歩んでいます。
■3000株以上の中から理想のトマトを探す
作型の違いで栽培時期が異なることもありますが、研究所内では1シーズン約3000株程栽培しており、さらに契約産地での現地栽培試験も含めると、それ以上の株数を試験しています。
生鮮トマト全体で開発を進めているのは現在20品種ほどで、私はその中の5~10品種に携わっています。
開発の過程で、海外に行くこともあります。
海外種苗会社が育種している生鮮トマト品種の情報と施設園芸情報を取得するためですが、僕がフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」になっているのは、初・海外出張の合間に撮ったオランダでの1枚です^^
このように私たちのトマトがみなさんのもとへ届くのは長い時間がかかりますが、だからこそトマトを口にしたときのみなさんの笑顔がやりがいとなっています。
ぜひお店などでトマトを食べる際は、その品種を開発した人たちの思いを感じながら、楽しんで食べていただけるとうれしいです!
コメント欄では、記事の感想や品種改良についてのご意見などをお寄せください。たくさんのコメント、お待ちしてます♪
担当業務について熱く語っていただく”カゴメの人”。次回もお楽しみに!