カゴメ便り
2024/06/17

スマホでの撮影をワンランクアップ☆カメラマンがポイントを紹介

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こんにちは、&KAGOMEスタッフです。

カメラマンによるスマホの撮影コツ紹介 第2弾。今回は、さらにスマホでの撮影をワンランクアップさせるポイントをカメラマン 茨木さんに教えていただきました☆

第1弾の記事はこちら
▼スマホでの撮影が上達☆カメラマンがコツを紹介

第1弾の記事には“参考になった♪”とのコメントもたくさんいただき、また「#写真チャレンジ」にも、素敵な写真が届いています!ご参加いただき、ありがとうございます。

記事を参考に、ぜひワンランクアップのポイントをいかしてトマトの写真撮影を目指してみてくださいね。

 


こんにちは。カメラマンの茨木です。

前回は基本的なスマホカメラの使い方をお伝えしましたが、今回は実際に撮影する時に役立つ構図のコツをお伝えしたいと思います。

まず初めにお伝えしたいこと…それは、写真に正解はありません!
私はいつも「何を伝えたいか」を考えます。
・その写真で一番伝えたいものは何か?
・撮りたいと思った、心が動いたものはなにか?

伝えたい「主役」や「こと」や「思い」を決めるとワンランクアップした写真が撮れます。
今回の記事でも「何を伝えたいのか」を考えながら読んでみてくださいね。

 

ワンランクアップポイント1【構図】

基本の構図として有名なのが、真ん中に主役を置く「日の丸構図」です。

今回はピカピカのトマトで撮影してみました。
元気に育っている様子がダイレクトに伝わります。

簡単すぎて物足りないと思った方は、ステップアップして「三分割構図」にチャレンジしてみましょう。

「三分割構図」とは画面の縦横を3等分して、その線が交わる4つの点のどこかに、撮りたい被写体を置く構図です。
昔から絵画でもよく使われているバランスのよい、安定した構図です。

実際にやってみましょう。
メインのトマトを四隅の交点に置きます。(こちらの線の出し方は後ほど紹介します。)

これだけで、緑の葉っぱの中で赤いトマトが効果的な写真になりました。

さらにステップアップ!背後にある他のトマトも入れてみましょう。この時、他の交点に入るとGOODです☆

今回はメインの交点以外、偶然2つの交点にトマトが入りましたが、メイン以外は1つだけでOK。
厳密に考えなくて大丈夫!トマトがたくさんあって賑やかですが、主役のトマトも目立つ写真になりました。

「三分割構図」で撮影する時に便利なのが、カメラの設定にある「グリッド線」です。

カメラの画面に線が表示されます。
iPhoneの場合は、設定→カメラの中にあるグリットで表示できます。
あらかじめ表示しておくと交点がわかりやすく便利です。

 

 

ワンランクアップポイント2【アングル】

次は、収穫したトマトも美味しそうに撮ってみたいと思います。
今回はスマホカメラが得意な真俯瞰(真上から撮る)のアングルで試してみました。

真俯瞰のアングルはスマホカメラが得意とするアングルなのでおすすめです。

まずは基本の真ん中に置く構図。
トマトがたくさん収穫できたのがわかりますね。

ではこちらもステップアップ!
さきほどの「三分割構図」の応用でいつもと違う写真になります。

左右のグリッド線上に主役にしたいトマトを置くだけ!
今回はさらにググッとズームをして主役以外のトマトをぼかしてさらに美味しそうになりました。
主役以外の要素は見切れてもOK!より主役のトマトに目が行きます。
この時、主役にピントを合わせるのをお忘れなく!

写真のテクニックは料理写真にも活用できますよ。
お昼ご飯に冷蔵庫の整理を兼ねてトマトを入れたパスタを作ってみました。
まずは真ん中に置いてみます。

ちょっと左に移動して撮影!ちょっと小洒落た写真になりました。
ここにカトラリーなどの小物を置いてもいいですね!

目線の高さ(斜め俯瞰)からも撮ってみました。
この角度は料理写真の王道のアングルです。
ただ、スマホカメラのレンズは小さく歪みやすい特性があり気になることも。
スマホカメラでも修正してくれますが、お皿の形の歪みが気になる場合は少しズームをかけると改善されることが多いのでお試しください。

この時に一緒に実践して欲しいのが前回お伝えした基本のテクニックの光の向き。

前回、お伝えした「サイド光」は室内でもとても使えるテクニックです。
さらにズームをかけると画像がさらに整理されます。(圧縮効果と言います)

今回お伝えした構図やお写真の中でお好みの構図はありましたか?
ご自身の「この構図やアングルが好き!」を見つけてください。

 

ワンランクアップポイント3【水平と垂直】

次に全体を見せたい時のコツは、水平と垂直を意識することです。
特に水平が整った写真は全体がわかりやすく見やすいです。

2つの目線の写真を比べてみました。
どちらが見やすい写真でしょうか。
今のトマト全体の様子がよりわかるのは目線を下げた水平垂直を意識した写真かと思います。

(参考)
水平垂直を整えることは写真撮影の基本とも言えます。
特に景色を撮る時には水平を気にするのは王道の使えるテクニックです。

こちらは先日、秋田県に旅行した際に行った田沢湖の風景です。

水平を意識すると視点が安定して整った写真になります。
普段でも風景を撮影する際は意識せず水平垂直が整った写真を撮影することが多いと思います。
これはいろんな撮影で役立ちますのでちょっと意識してみてくださいね。

 

ワンランクアップポイント4【スマホテクニック】

スマホを逆さにすると視点が下がって、面白い撮影ができます。

ほんの10センチくらいの差なのですが、小さなスマホカメラにとっては大きな差になります。
画像が逆さになっちゃわないの?大丈夫。カメラが自動で反転してくれました。賢い!!

このテクニックはこんな時にも使えます!
カメラをテーブルに置いて撮影してみました。いつもの視点とは違った写真で面白いでしょう。


最後のコツは「写真を楽しむこと」です。

冒頭に書きましたが、写真に正解はありません。心が動いた瞬間、それを表現してみてください。

今回の講座をヒントに、ぜひトマトやお料理の写真をたくさん撮影してくださいね。
みなさんの写真を拝見するのを楽しみにしています。

 


いかがでしたか?お気に入りの写真が撮れると気分も上がりそうです^^

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ぜひチャレンジしてくださいね。投稿をお待ちしています!

 

カメラマン茨木のプロフィール

福島県福島市出身
大阪芸術大学卒業後、広告業界でCMやTV、VPなど映像の仕事に携わる。
ロケハン用のカメラを手にスチールカメラマンとしての一歩を踏み出す。子育てと並走しながら大手企業の広告撮影やワークショップ、講座を行う中で、思い出を残す家族写真撮影に取り組み写真館をオープンする。
HP:にちよう写真館
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