鮮やかな緑色で料理に彩りを添えるブロッコリー。1年を通して手に入りやすいため、サラダや炒めものにはもちろん、お弁当のおかずとしてヘビーローテーションしているご家庭も多いのではないでしょうか?
そんな万能野菜のブロッコリーに含まれる成分の中で、近年注目されているのが「スルフォラファングルコシノレート」です。
舌を噛みそうな名前を持つこの成分、実はシニア世代の生活の質を低下させる要因である、認知機能(処理速度)の低下やネガティブ感情の増加の改善に役立つことが研究によって明らかとなりました!
■いつまでも自分らしく!長寿社会で重視される「QOL」
日本は、世界でもまれにみる“長寿の国”として知られていますよね。
高齢化の進む社会でますます重視されている考え方が、「自分らしくよりよく生きる」という『生活の質=QOL(Quality Of Life)』です。加齢による認知機能の低下や感情の揺らぎは、生活を楽しめなくなる原因のひとつといえます。
そこでカゴメは、さまざまな疾病の予防・改善に有効である可能性が多数報告されている「スルフォラファングルコシノレート」に着目。東北大学加齢医学研究所とタッグを組み、健康な高齢者の認知機能や感情状態に及ぼす効果を検証しました。
■継続的な摂取がいきいきとしたシニアライフのカギ!
カゴメと東北大学加齢医学研究所のチームが実施したのは、健康な高齢者144人(平均年齢 66.82歳、男性73名、女性71名)を対象とした二重盲検無作為比較対照試験。※
その結果、スルフォラファングルコシノレートを継続的に摂取することで、認知機能の一種である処理速度が向上し、さらに怒りや混乱、抑うつといったネガティブ感情が軽減することが確認されました。(図1)
※ スルフォラファングルコシノレートを含むサプリメントを摂取する「SGS群」、同成分が入っていないプラセボサプリメントを摂取する「プラセボ群」に分け、それぞれのサプリメントを12週間、毎日摂取させた期間の前後で、認知機能検査やアンケート検査を実施。
新たな可能性を開いたスルフォラファングルコシノレートは、ブロッコリーやブロッコリーの新芽であるブロッコリースプラウトをはじめ、アブラナ科の野菜に多く含まれています。
私たちにとって身近な野菜が、シニア世代のすこやかな生活に役立つなんてうれしい驚きですよね!
人生100年時代。自分も周りの人もみんなが笑顔で暮らせるように、“野菜のチカラ”を味方につけていきましょう♪