夏の最盛期が過ぎ、少しずつ季節の変わり目が感じられる頃。
「まだまだトマトの実がついているけれど、最近色づくのが遅くなってきた…」
「急な大雨で実が割れたり、虫に喰われたりしてショック…」と悩んでいませんか?
実は、猛暑のピークを過ぎた時期のトマト栽培は「収穫と追熟(ついじゅく)のやり方」を少し変えるだけで、トラブルを防いで最後まで美味しく収穫し切ることができるんです!
今回は、後半戦のトマトは「枝につけたまま(木熟)」が良いのか、それとも「摘み取って家の中で熟させる(室内追熟)」が良いのか、その理由と具体的な追熟方法を分かりやすく解説します。
■後半戦のトマトは「木熟 vs 室内追熟」どっちが正解?
結論から言うと、猛暑シーズンに入ったら「うっすら色づいた段階で摘み取り、室内で追熟させる」のが圧倒的におすすめです!
夏の最盛期であれば、枝につけたまま完熟させる「木熟(きじゅく)」が一番甘くて美味しいイメージがありますよね。
しかし、夏の終わりに差し掛かるとトマトを取り巻く環境が変わってきます。
なぜ後半戦は「室内追熟」がいいの?
つまり、完熟するまで枝につけたままにしておくと、食べる前に実がダメになってしまうリスクが高くなるのです。
少し早めに摘み取って室内で追熟させれば、虫食いや雨による実割れをしっかり防ぎ、きれいな状態で収穫できます!

■いつ摘み取る?収穫タイミングの見極め方
「じゃあ、どのタイミングで摘み取ればいいの?」と思いますよね。
真っ青な状態で摘んでしまうと甘みが乗り切らないため、うっすらピンク~オレンジ色になり始めた頃を狙いましょう。
トマトのお尻や全体が「少し色づいてきたな」と感じたら収穫のサインです!この段階まで育っていれば、収穫後に室内でしっかり赤く熟していきます。
■失敗しない!上手な「室内追熟」の3つのステップ
摘み取ったトマトを家の中で美味しく熟させるためのコツをご紹介します。
1. 置き場所:直射日光の当たらない「常温の室内」
追熟に適した温度は15℃~25℃くらいです。直射日光の当たらない、風通しの良い室内に置きましょう。
<注意点>
熟す前に冷蔵庫に入れてしまうと、追熟が止まり、傷みやすくなってしまいます。冷やすのは完全に赤くなって食べる直前にしましょう!
室内が酷暑で30℃を大幅に超える場合のみ、エアコンの効いた部屋に置くのがおすすめです。
2. 置き方:ヘタを下にして重ならないように
トマトが柔らかくなってくると、自重でお尻側が潰れやすくなります。
ヘタを下にして、平らなトレーや皿に重ならないように並べるのがコツです。
3. 【裏技】早く熟させたい時は「リンゴやバナナ」と一緒に!

「早く赤くさせて食べたい!」という時は、ビニール袋にトマトとリンゴ(またはバナナ)を一緒に入れて口を軽く縛っておきましょう。
リンゴから出る「エチレンガス」が持つ果実を熟させる効果で、通常より早く赤くなりますよ!
■実は「株」にとっても嬉しいメリットが!
早めに実を摘み取るメリットは、トマトの実を守ることだけではありません。
真夏を乗り越えたトマトの株は、とても疲れています。
大きくなった実を早めに収穫してあげることで、株全体の負担が減り、残っている小さな実や新しい花にしっかり栄養を行き渡らせることができるのです。
シーズン後半のトマトを最後まで美味しく安全に食べ切るためのポイントをまとめました!菜園のお手入れや収穫の際に、ぜひチェックしてみてくださいね。
トマト追熟チェックリスト
少しの工夫で、秋口のトマトも傷ませずにしっかり味わい尽くせます。
ぜひご家庭のトマトをチェックして、色づき始めたものからおうちの中で追熟させてみてくださいね!
記事監修:カゴメアグリフレッシュ

