2022/01/24
「柿のり」というお菓子です。ご存知でしょうか。多分とてもローカルな家庭で作るお菓子だと思います。お茶請けの干し柿(3枚目の写真)を食べていて、ふとむかしむかし祖父母が作ってくれた「柿のり」というお菓子を思い出しました。その時食べて以来、食べたことはなかったのですが、作り方はうろ覚えながら、米と干し柿を臼搗いて練り合わせて作っていたのは覚えています。
母に尋ねるとよく覚えていたので、作り方を教わり早速作ってみました。今は臼がないのですり鉢を代用しました。まずもち米を洗米して寒晒しした後にすり鉢で寒晒し粉にします。これに種を取り除き適当な大きさに裂いた柿を加えてすり鉢で練り込むように混ぜ合わせると出来上がりです。私が子どもの時に食べたのは「生の柿のり」(1枚目に写真)だけでしたが、焼いたのも(2枚目の写真)作ってみました。生はやさしい甘さで、練り切りのような滑らかさはないですが食感が何となく似ています。焼いた方は香ばしさがでてまた違う美味しさです。半世紀以上むかしに食べたきりでしたが、その味は忘れないものですね。とても懐かしく味わうことが出来ました。