こんにちは、&KAGOMEスタッフです。
環境への意識が高まっている今、カゴメでも森林保全やプラスチック削減などに取り組んでいますが、“自分にも何かできないか?”と考えたのが広告部デザイングループの中山さん。
今回は、廃棄原料を再活用しようと試みる、中山さんの活動をご紹介します。
■廃棄野菜を何とかしたい。『もったいない』から生まれたトマトTシャツ
環境に対する意識が高まっている昨今は、食品ロスの問題も話題になっていますが、カゴメの状況はというと、食品製造過程ではサイクル率は95%以上※達成しています。
※食品リサイクル法の考えに従った場合
また社外からの視点で、気候変動や水に対する企業の取り組みを評価するイギリスのNGO団体・CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)からも高い評価を得ています。
カゴメはモノづくりの過程でも、取り組みとしても胸を張れるのに、案外知られてないのでは?と気づき、“広告部の私も何か情報発信ができないか” “押しつけでなく楽しく興味を持つ機会をつくりたい!”と考えたのが「草木染め」ならぬ「野菜染め」のTシャツです。
天然の植物を染料として染める「草木染め」は、一般的には藍やベニバナ、桜などが知られていますが、野菜も植物なので染めることができるのです。
さて、赤、黄色、緑、紫と鮮やかな野菜の色は、染めたら一体どんな色になると思いますか?
■トマトや人参でグツグツ野菜染め。結果はいかに!?
廃棄原料の『もったいない』を何とかすべく、賞味期限切れ等の理由で、通常使用できなくなった野菜原料でいろいろと試してみました。
染めた色は、「黄人参=黄」「橙人参=オレンジ」「トマト=赤」「紫人参=紫」の4色です。
煮込んでいる最中はまるで料理をしているようでおもしろく、また日頃何気なく買っているTシャツも、自分で染めることで愛着が湧いてくることを実感しました。
染色は、揃える材料も工程もシンプルで、とてもおもしろい体験なので、みなさんにも参加していただける機会を作りたいと思っています。
■野菜色のおもしろさをさらに広げるために
活動を通して知り合った繊維商社の方に、輸送中にダメージを受けてしまったトマト原料を活用し、トマトの色で染めたTシャツを作っていただきました。
パステルカラーの優しい赤色で、着る人になじむ明るい色です。
生地も天然素材コットンなので、マイクロプラスチック繊維も洗濯水から排出されず、庭やコンポストに埋めれば、時間をかけて分解されるそうです。
着られなくなった際の再利用も考え、循環する仕組みになっています。
このトマトTシャツは、「カゴメ野菜生活ファーム富士見」での販売を予定しています。ぜひご期待ください♪
まだまだ始めたばかりの取り組みですが、少しずつ社内でも取り組みの輪を広げて、様々な機会を作っていきたいと思います。
コメント欄で、ぜひ野菜染めの感想や、みなさんの環境への取り組みを教えてください。お待ちしています♪