今日は、インフルエンザ予防効果に関する「実になるおはなし」があるということでやってきました。
教えて、ミッティさ~ん!
こんにちは!今日は、カゴメが実施したインフルエンザ予防の研究についてのおはなしです。
インフルエンザの感染を防ぐためには、手洗い・うがい・マスクといった対策やワクチン接種のほかに、もうひとつ大切なポイントがあります。それは何かというと…
ウイルスから体を守る「免疫力」を高めることですね!
はい、その通りです!これまでに、植物性乳酸菌“Levilactobacillus brevis KB290”は自然免疫を高め、ビタミンAは粘膜免疫を維持することが報告されています。
そこでこの2つの物質、L. brevis KB290とβ-カロテン(ビタミンAの前駆体)を併用摂取する試験※1を行なったところ、40歳未満の層でインフルエンザ罹患率が低減することがわかりました。
ふむふむ。それぞれの成分が異なるメカニズムで作用することで、ウィルスと闘う力が強まったのでしょうか?
インフルエンザウイルスは、ヒトが備える3種類の免疫の壁「粘膜免疫の壁、自然免疫の壁、獲得免疫の壁」を乗り越えることで、発熱等の症状を引き起こすと言われています。
自然免疫の機能を高めるL. brevis KB290、粘膜免疫を維持するビタミンAを摂取することで、免疫の壁の機能が高まり、インフルエンザウイルス感染予防に効果を発揮したと考えられます。
なるほど。パワーアップした「免疫の壁」が、体の中に侵入しようとするウイルスを跳ね返してくれるのですね。
ところで、ビタミンA前駆体のβ-カロテンは、にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜に含まれる色素成分としておなじみですが、一方の植物性乳酸菌“Levi lactobacillus brevis KB290”は、どんなものなのですか?
L. brevis KB290は、京都の伝統的な漬物「すぐき」から発見された植物性乳酸菌です。カゴメの研究でも、自然免疫を高めることが確認されているんですよ。
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(左)すぐき 提供:京つけもの 西利 (右)Levi lactobacillus brevis KB290
京都の「すぐき漬け」、優秀な発酵食品としてテレビや雑誌などでも注目されていますね。京都生まれの植物性乳酸菌は何となく親近感があって、日本人と相性がいいような気がします。
そうかもしれませんね。インフルエンザが流行するこれからの時期、栄養バランスの摂れた食事を心がけるとともに、L. brevis KB290とβ-カロテンを体調管理の一助としてお役立ていただければと思います。
わかりました!3月になりましたがまだ寒い日もあるので、一人ひとりが意識して過ごしたいですね。
※1 20歳以上60歳未満の健康な日本人の男女2,200 名を無作為に2つの群に分け、一方には植物性乳酸菌“Levi lactobacillus brevis KB290殺菌体”(100億個以上/本)とβ-カロテン(7. 4~12.4 mg/本)の双方を含む飲料を(L. brevis KB290+β-カロテン群)、もう一方にはこれらを含まない飲料を(プラセボ群)、1日1本ずつ12週間にわたって摂取していただき、インフルエンザ罹患率を調査しました。
※ 『植物性乳酸菌ラブレ』でも植物性乳酸菌“Levi lactobacillus brevis KB290”が使用されていますが、生菌体と殺菌体の違いがあります。『植物性乳酸菌ラブレ』で使用されている菌は、生菌体です。今回の試験で使用された菌は、殺菌体です。
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