こんにちは、ミッティです。
お久しぶりの「実になるおはなし」です♪
ブロッコリーの新芽であるブロッコリースプラウトに含まれる、注目の健康成分“スルフォラファン”をご存知ですか?
最近は、スーパーで見かけることも多いのではないでしょうか?
今回は、そのスルフォラファンを【継続的に摂取することで肝機能が改善される可能性がある】という研究結果をご紹介します!
スルフォラファンは、がん予防効果が期待される成分健康効果が期待される成分としてブロッコリーから発見されました。(2019.3.26修正 一部不適切な表現があったため見直しの上、修正いたしました。)
なかでもブロッコリーの新芽(ブロッコリースプラウト)に多く含まれる成分です(※1)。
解毒作用、抗酸化作用、抗炎症作用などがあることから、様々な疾病の予防・改善に有効である可能性が多数報告されています。
(※1)ブロッコリースプラウト中ではスルフォラファンの前駆体であるスルフォラファングルコシノレートとして存在しており、体内で分解されることでスルフォラファンに変わります。
ブロッコリースプラウト
肝機能の異常は、暴飲暴食や喫煙、過剰なストレス等が原因とされているんです。
そうした場合、肝機能マーカー(ALT、AST、γ-GTP)の値が正常範囲よりも高くなる可能性があることが分かっています。
実は、肝機能に異常があると診断される人は、成人の約3割にのぼります(※2)。
(※2)参考:「2012年人間ドックの現況」(日本人間ドック学会)
そこで、肝機能マーカーの値が高い(※3)男性52名の被験者を2群に分け、スルフォラファンを摂取する群、しない群で実験をしました。
結果、【スルフォラファンを継続的に摂取することが肝機能の改善に有効である】ことが示されました。
(※3)AST _ 35 IU/L、ALT _ 40 IU/Lまたはγ-GTP _ 80 IU/Lのいずれかに該当する方。
肝臓は、私たちの体内に入ってくる無数の化学物質を無害な物質に変換(解毒)することで健康な状態を保っています。
でも、暴飲暴食や喫煙、環境汚染などにより、日々多くの化学物質に曝されると、解毒の働きが滞ってしまいます。
その化学物質が酸化ストレスの増加や炎症をひき起こすことで肝臓の細胞を損傷し、肝機能異常の原因となります。
スルフォラファンは、肝臓が自ら持つ防御機構(解毒、抗酸化、抗炎症)を高め、肝機能を改善すると考えられます。
飲み会も多く、年末の忙しいこの時期、スルフォラファンのパワーを借りて乗り切りたいですね!
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