こんにちは、&KAGOMEスタッフです。
お客様相談センターの鈴木さんに、実際にお客様相談センターへ寄せられたお問い合わせについて教えてもらってきました!
“栄養成分表示のギモン”シリーズ第2回目となる今回。
前回の『糖質・糖類、食塩相当量について』に続いてご紹介する事例は、『数値の幅について』です。
栄養成分表示の「ナトリウム ○~○○mg」という記載を見て、「むむ?これってどういう意味だろう」と思ったことはありませんか?・・・そんな気になるギモンにお答えします!
「なぜ野菜飲料の栄養成分表示の数値には幅があるの?」というお問い合わせも多いそうですね。
野菜生活100オリジナルの栄養成分表示を見てみると、ナトリウムをはじめとする栄養成分が「○~○○mg」と書かれています。どうしてこういう記載になっているのでしょう?
(野菜生活100オリジナル 200ml 紙容器の栄養成分表示)
栄養成分表示は「食品表示基準(食品表示法)」に基づき行っています。栄養成分を表示する際、表示値と実際の分析値との誤差範囲が決められており、例えば、ナトリウムの場合、その誤差範囲は、「表示値±20%」と定められています。
分析値のばらつきがこの誤差範囲を超える場合は、「○~○○mg」のように、下限値・上限値を幅表示することが定められています。
ふむふむ。野菜飲料の原材料は野菜や果実ですが、そうした農作物は栄養成分が変動しやすく、分析値にばらつきが出るということでしょうか?
はい。当社の野菜飲料は、国内の関連法規および当社が定めた品質規格に適合した原材料だけを使用しておりますが、個々の野菜や果実の色・形が微妙に異なるように、栄養成分も原材料の産地・収穫時期等によって、ばらつくことがあります。
なるほど。農作物は生きものですから、育った環境によって差異が生じるのは当然といえば当然ですよね。
そういった事情から、自然の原材料は栄養成分を固定値で記載することが難しいため、「○~○○mg」と幅を持たせて表示しているのです。
ところで、健康管理のために食塩相当量の摂取量などを気にされている方もいらっしゃると思います。「○~○○mg」と表示されている場合、どの数値を目安にしたらよいのでしょうか?
摂取制限があり摂取量が気になる場合は、数値の上限値を参考にしていただくことをおすすめします。例えば「ナトリウム 0~150mg(食塩相当量 0.4g)」という表示でしたら、数値の上限値の「ナトリウム150mg(食塩相当量0.4g)」を目安にしていただければと思います。
わかりました!「食品表示基準(食品表示法)」に従って表示されているからこそ、安心して楽しめるのかもしれませんね。詳しい説明をありがとうございました。
【今回わかったこと】
●栄養成分表示には固定値のものと、幅表示のものがある。
●自然の原材料は産地・収穫時期等によって栄養成分にばらつきがあるため、「○~○○mg」と幅を持たせて表示する。
●摂取制限があり摂取量が気になる場合は、数値の上限値を目安にする。
これからも、お客様相談センターと&KAGOMEがタッグを組んで、みなさんの「あぁーそうなんだ」につながる情報をどんどん発信していきます!
実際にお客様相談センターに寄せられたお問い合わせとその回答を知ることによって、カゴメ商品をより安心してお楽しみいただくためのきっかけとなれば嬉しいです。
<これまでの回答>
「栄養成分表示/糖質・糖類、食塩相当量について」
「紙容器飲料の夏場の保存について」
「野菜飲料の飲用に伴う便の色変化と柑皮症について」
「PET製容器のリサイクルについて」
「紙製飲料容器のリサイクルについて」
「野菜飲料等のレンジ加熱での突沸について」
「缶商品の凹みについて」
「容器の破損について」
「トマトジュースの異物について」