こんにちは、ミッティです。
4月に入ってもう3週間が経ちました。みなさまいかがお過ごしでしょうか
すっかり新たな環境になじんで楽しんでいますという方、いやいやまだ新生活に慣れませんという方も生活環境が変わると、体調も変化が起きやすい時期ですね。
本日はそんな時に発症しやすい「IBS」についてのお話です。
「IBS」という症状、みなさまご存知ですか
IBSとは、「過敏性腸症候群」と呼ばれ、月に3日以上の腹痛や腹部不快感を伴い、下痢や便秘を繰り返す病気です。
病因は、ストレス、社会環境、感染症に罹った経験、腸内の乱れなどが考えられていますが、残念ながら詳しいことはまだ分かっていません。
新生活は楽しいことももちろん多いですが、一方で慣れない環境では、緊張や不安によるストレスを抱えることも多いため、下痢や便秘を繰り返してしまうという経験もあるのではないでしょうか。
兵庫医科大学の三輪洋人先生が15,000万人の日本人を対象にして実施したインターネット調査によると、日本人のIBS罹患率は14%※だったそうです。
また、近畿大学医学部堺病院 村上佳津美先生によると、お子様のIBS患者も多いため、小児心身医療において大きな問題となっているそうです。
名前は聞いたことがなくとも、意外と身近な病気ということがわかりますね。
※引用文献:Neurogastroenterol Motil. 2012 May;24(5):464-71
実は、カゴメと近畿大学医学部堺病院(大阪府堺市)は、2010年に、ラブレ菌のIBSへの有効性について試験を実施し、ラブレ菌の摂取によりIBSの症状が改善することがわかりました。
IBSと診断された6歳以上の男女(35名)に「ラブレ菌を含むカプセル」もしくは「ラブレ菌を含まないカプセル(プラセボ)」を1日1 カプセル、4週間摂取していただき、IBS 症状を比較しました。
結果、「ラブレ菌を含むカプセル」を摂取した患者さんは、腹痛の発症回数が減ることが分かったのです!
【腹痛の回数】
<参考文献>
Murakami et al. Biopsychosoc Med, 6, 16 (2012)
ラブレ菌を摂取することで、IBSの症状を緩和することができれば、多くの患者さんにとって嬉しいことですね
変化の多いこの季節、ラブレ菌をうまく生活に摂りいれながら、バランスの良い食生活を心掛けていただけたらと思います。
これからもみなさんのお役にたてるような情報をお出しできるように、カゴメの研究所もがんばっています
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